2009年12月29日
冬山の惨劇
雪折れした木々・・
ご覧ください ひどい状態です・・
年末の挨拶回りの途中の林でこの惨劇を見つけました”雪害木です”
先日降った雪でしょうか まだ新しいです
北陸地域の雪は湿気の多い雪が降りやすいのでかなり重い雪ですから
木々がその重さに耐えられなくなりこのように途中から折れてしまうのです
でも折れてしまうのは 雪の重さの要因だけではありません
この密集した森の現況も影響しています。よーくご覧ください
折れている方向が同じですよね。つまり密集しているため外に面している部分にしか
雪が積もらないので加重が偏ってしまいますそのため折れてしますのです。
この折れた木はその後どうなるのでしょうか
100年後には土に返ると思いますが その過程で
根元から折れて もしかしたら災害の元になるかもしれません
腐る過程で CO2を放出し CO2の吸収源であるべき森が
Co2の排出源になりかねません
私達が 森林整備を訴えているのは このような惨劇があるからです
木を伐ることは悪ではない 時として必要なものです
今まさに私達が行動しなければならないのは
このようになる前に 森を整備しそして間伐された木を
(山の維持のため犠牲になった木)を大切に使ってやることです
木の国 日本を守るため・・・
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