自然素材で高性能を実現した、健康を育む家

 

S様ご一家は、ご主人と奥さま、高校生の娘さん2人の4人家族。マンション住まいが狭くなってきたため、新築一戸建を希望されました。新しい家に望んだのは、快適な住空間。結露や雨漏れ、高室温に悩まされたマンション暮らしの経験から、健康的な家づくりを重視しました。そして選んだのが、心地の良い「木の家」です。床や化粧板、構造材など、家全体の木材のおよそ70%が福井県産杉材です。断熱材も自然素材にこだわり、遮熱シートと併用することで、外気温の変化に影響されにくい高性能住宅を実現しました。

【外観】

ガルバニウム合板の外壁に木の窓枠が映える、和モダンのS様邸。瓦屋根が落ち着いた印象を与えています。設計段階で風向シミュレーションを行い空気の流れを計算しているため、風通りの良い家になりました。外観だけでなく、家のなかもすっきり片付くように設計しています。手持ち家具に合わせて大きな収納スペースを設けているので、婚礼家具などの大切な家具もそのまま使えます。

 

 

 

特長

【リビング&キッチン】

「床がやわらかく、素足で歩いてもサラッとしています」とS様。福井の杉材と柿渋から生まれたオリジナル床板「Fukuyuka-ふくゆか-」で、足下から快適に。床や梁、棚、ドア、テレビ台など、いたるところに木を使用。木目や木の色合いを眺めているだけで癒しになると、家族にも大好評です。専業主婦の奥さまお気に入りは、キッチンや洗面所などの水回りをつなげた回遊型の間取り。家事動線がスムーズなため、家事が楽しくなりました。

 

 

 

 

【リビングと和室】

リビングと和室の仕切り戸を開けると、伸びやかにつながる大空間。戸を閉めればすっきりとした印象に。使い勝手の良い可変空間は「とても暮らしやすい」とS様。ヒノキの皮が入った襖紙の風合いが、珪藻土の壁と馴染んでいます。窓ガラスには断熱性の高いLow-Eガラスを採用しました。

 

 

 

 

ポイント

 

【脇玄関】

玄関サイドには家族用の脇玄関を設けました。下足入れは杉板であつらえています。お客さまを出迎えるおしゃれな照明は、奥様と2人の娘さんがチョイス。雑貨が好きな3人で、インテリアを考えました。


【遮熱シート】

屋根瓦の下に遮熱シートを貼っているため外気温の影響を受けにくく、家全体を適温に保てます。そのため今夏は、2階の寝室でほとんどエアコンをつけずに眠れたそう。夏は涼しく冬は暖かい、省エネ効果の高い木の家です。

【羊毛断熱材】

断熱材も自然素材にこだわり、羊毛断熱材を選びました。窓枠や構造材、筋交い回りまで、びっしりと充填。サーモカメラで社内検査を行い徹底して隙間を埋めて、断熱性を高めています。

【和室】

リビングと一間続きにしても違和感のない、モダンデザインの和室。和紙クロスの壁や天井、照明など、色のバランスを計算し、落ち着きある雰囲気をつくりました。

 

 

お客様の声

 

結露しない断熱性に優れた家、カビのない健康的な家づくりを目指したら、自然素材にこだわった「木の家」になりました。一番気に入っているのは羊毛断熱材と遮熱シートです。寝室は2階にありますが、今夏ほとんどエアコンをつけることなく眠れました。今から冬が楽しみです。羊毛断熱材を知ったのは、数年前の木ごころホーム内覧会。その後、妻の妹が木ごころホームさんで家を建て、丁寧な仕事ぶりや出来上がった家にとても満足していたので我が家もお願いしました。間取りは妻や娘たちに任せましたが、羊毛断熱材や遮熱シートは私が希望しました。住宅は「見える部分」だけでなく、壁の裏側や天井などの「見えない部分」も大切です。良い素材でしっかり施工してくれる、信頼できる地元工務店に出会えてよかったです。